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トランプ再選、民主党の牙城ミネソタ州の勝利が鍵か-資源を重点投入

  • ミネソタなど4州での勝利の組み合わせが再選への道となる可能性
  • 共和党の大統領がミネソタ州で勝利したのは1932年以降3回しかない

2020年米大統領選に向け、トランプ大統領の陣営は、4年前に僅差で敗れた民主党の歴史的牙城、ミネソタ州での勝利を目指し、人的資源や資金を投入している。

  一部で暴力的傾向を帯びた「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」運動への世論の反発の高まりが、ミネソタ州の選挙情勢を変えると期待している。

  トランプ大統領が16年の大統領選で当選できたのは、ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンの3州での辛勝も追い風だったが、今年は民主党候補のバイデン前副大統領に世論調査でいずれもリードされている。

  18年の知事選と議会選で共和党が敗れたミシガン州の選挙人(16人)には特に手が届きそうにない。パブリック・ポリシー・ポーリングが8月28、29 日に実施した世論調査の結果によれば、ホイットマー知事(民主)の方が新型コロナウイルス感染拡大への対応で良い仕事をしたと56%が回答し、トランプ大統領の方が良いとの回答(39%)を上回った。

  このためトランプ氏の側近らは、再選に向けた別の経路として、16年大統領選で民主党のヒラリー・クリントン候補が僅差で選挙人を獲得したミネソタ、ニューハンプシャー、メーン、ネバダの4州(選挙人は合計24人)での勝利の組み合わせを一つの可能性として考えている。

  ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンの3州の選挙人の合計は46人。大統領に当選するには、全米538人の選挙人の過半数(270人)を獲得する必要がある。

  ペンス副大統領は共和党全国大会が終了した翌日の8月28日にミネソタ、ミシガン両州を訪問した。ミネソタ州では、長らく民主党の牙城だった鉄鉱石産地アイアンレンジ地帯の6つの自治体の首長が、トランプ大統領への支持を表明した。

  共和党の大統領がミネソタ州で勝利したのは、1932年以降3回しかなく、直近では72年のニクソン大統領が挙げられる。レーガン大統領が圧勝した84年の大統領選でも同州は地元出身のウォルター・モンデール氏(民主)が制した。

原題:Trump Eyes Re-Election Path Running Through a Liberal Stronghold(抜粋)

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