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ECB、コロナ危機対応を年内に強化へ-ブルームバーグ調査

  • 今週10日は政策据え置きへ、エコノミストの大半が予想
  • PEPPは年内に3500億ユーロ拡大、来年末まで延長へ

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欧州中央銀行(ECB)は景気回復の失速とユーロ高による物価下落圧力の中で、 新型コロナウイルス危機への対応を年内に強化する公算が大きい。

  ブルームバーグの調査に答えたエコノミストの大半は、ECBが1兆3500億ユーロ(約170兆円)のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を12月までに拡大すると予想した。予想中央値では3500億ユーロの拡大が見込まれている。

  今週の会合では政策据え置きが予想されるが、一部のエコノミストはラガルド総裁が将来の追加行動を示唆するとみている。

ECB Timeline

Economists see policy makers taking the following actions

Source: Bloomberg survey of economists conducted Aug. 27 to Sept. 2

  新型コロナ不況からの当初の回復は力強かったものの、夏の旅行や制限緩和で感染拡大が再燃し、見通しは不透明性を増している。景気が勢いを失いつつある兆候もある。

  さらに、8月のユーロ圏インフレ率は4年ぶりにマイナスとなり、コアインフレ率は過去最低を記録した。ECBが政策判断と併せて来週発表する新たな経済予測は、どの程度の追加景気刺激が必要かの目安になる。

Growth and Inflation

Economists predict ECB to keep outlook largely unchanged

Source: Bloomberg survey of economists conducted Aug. 27 to Sept. 2

Note: Chart shows June ECB staff projections

  

  ラボバンクのクオンツアナリスト、バス・ファンへフェン氏は、9月に新たな政策措置が打ち出されるほど経済指標は悪くなっていないとしつつ、「ECBは必要に応じ必要な時点で政策を調整する用意が引き続きあると再確認するだろう」と述べた。

“The Governing Council may indicate next week that downside risks have intensified, signaling monetary policy could be loosened further before the end of the year.”

-- David Powell and Maeva Cousin. Read the ECB PREVIEW.

  調査に答えたエコノミストの大半は、PEPPが2021年末まで6カ月延長されると予想。また、ECBが3月までにさまざまな銀行貸し付けプログラムを通じてさらに2100億ユーロ程度を供給するだろうとみている。

  政策金利は少なくとも22年末まで据え置かれる見込み。中銀預金金利は現在、マイナス0.5%。

Bond Buying

ECB is seen boosting PEPP by another 350 billion euros

Source: Bloomberg survey of economists conducted Aug. 27 to Sept. 2

Note: December 2021 value based on economist estimates

原題:
ECB Seen on Track to Add More Stimulus as Recovery Sputters (1)(抜粋)

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