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日産への融資に政府保証、政投銀5月決定のうち1300億円-報道

更新日時
Nissan Motor's Headquarters and Gallery Ahead of Quarterly Earnings Announcement
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Nissan Motor's Headquarters and Gallery Ahead of Quarterly Earnings Announcement
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

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日本政策投資銀行(政投銀)が5月に決めた日産自動車への融資1800億円のうち、1300億円に政府保証をつけていたことがわかった、と朝日新聞が7日、報じた。

Nissan Motor's Headquarters and Gallery Ahead of Quarterly Earnings Announcement

横浜市の日産本社(7月28日)

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  朝日が一連の融資にかかわった金融関係者らを引用して報じたところによると、政投銀は5月、日産への危機対応融資1800億円を決め、うち1300億円に政府保証を求めた。返済が滞ると、8割の約1000億円を国が負担するという。当時は政投銀が融資に応じないと、日産の資金繰りが厳しくなる恐れがあり、政投銀独自の判断で決めたとしている。

  政府は新型コロナウイルスの影響で資金繰りが悪化した企業へ、政投銀などによる「危機対応融資」を3月から実施。貸す側は融資焦げつきに備え、政府保証にあたる「損害担保契約」を結んで損失を補うこともできるという。

  朝日によると、大企業への融資に対する政府保証ではリーマン・ショック後の2009年に経営再建中の日本航空でも使われた。政投銀は約670億円を政府保証つきで貸したが、翌年に日航が経営破綻(はたん)して約470億円の国民負担が生じた。日産への保証額は日航を上回り、過去最大規模になるとしている。

  政投銀広報担当の小野健介氏は「個別の案件については回答を控える」とコメント。日産広報担当の百瀬梓氏はコメントを控えるとした。

(会社側の反応を追加して更新します)
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