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9月4日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500が2週ぶり安値-テクノロジー株の売り継続

  4日の米株式相場は続落。一時の急落からは戻したものの、S&P500種株価指数は終値で2週ぶり安値となった。大型テクノロジー銘柄が売られた。

  • 米国株は続落、S&P500種は2週ぶり安値-テクノロジー売られる
  • 米国債は下落、10年債利回り0.72%
  • ドル指数は低下、一時の上げから反転
  • NY原油、4%近い下げで40ドル割れ-需要落ち込むとの見方
  • NY金先物は3日続落、景気回復の兆しで逃避需要後退

  アマゾン・ドット・コムとマイクロソフト、フェイスブックの下げが響き、ナスダック100指数の下落率は一時5%を超えた。ただその後は押し目買いが入るなどして下げを縮小。S&P500種では、金融株の好調で全体の下げが限定的となった。

  この日に一時見られた急落は、最近のテクノロジー株急伸が幅広い投資家心理と結び付いていなかったという懸念が原因であるように思われた。だが実際には、一企業による大規模なオプション取引が背景にあった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、ソフトバンクグループが、相場下落が始まる3日より前に、米テクノロジー株のオプションを数十億ドル相当購入したと報じた

  チャイキン・アナリティクスのチーフマーケットストラテジスト、ダン・ルッソ氏は「投資家が殺到し買われ過ぎていた銘柄が、再び売られている」と分析。「バリュエーションは高騰し、伸長していた」と述べた。

  S&P500種は前日比0.8%安の3426.96。ダウ工業株30種平均は159.42ドル(0.6%)下げて28133.31ドル。ナスダック総合指数は1.3%下落。米国債市場では、10年債利回りが9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し0.72%。

  外国為替市場では、ドルが下落。一時上げていたが、米国株の下げ縮小や資源国通貨の回復といった中で反転した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。

  ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1838ドル。ユーロは、ヘッジファンドやリアルマネー系の投資家の売りに押された。ドルは対円で0.1%上昇の1ドル=106円26銭。

  ニューヨーク原油先物相場は続落し、バレル当たり40ドルを割り込んだ。幅広い金融資産に売りが広がったことで、低調な夏季ドライブシーズンに続き、なお需要が落ち込むとの懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は1.60ドル(3.9%)安の1バレル=39.77ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.41ドル安の42.66ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続落。景気回復の兆しから、金の逃避需要が後退した。8月の米雇用統計は4カ月連続での市場改善を示唆。また日本銀行が次回の金融政策決定会合で景気判断の上方修正を検討する公算が大きいと伝わった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%安の1オンス=1934.30ドルで終了。

原題:Stocks Decline to Two-Week Low, Led by Big Tech: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Weakens as Shares Pare Losses; Loonie Surges: Inside G-10

Oil Sinks Below $40 a Barrel With Demand Dropoff Looming

PRECIOUS: Gold Heads for Weekly Drop as Haven Demand Ebbs

◎欧州市況:続落、週間ベースで7月以来の大幅安-イタリア債下落

  4日の欧州株は続落。週間ベースでは7月以来の大幅な下げとなった。株価の割高感が懸念される中で、年初から大幅に上昇してきた銘柄の幾つかが売られた。

  ストックス欧州600指数は1.1%安。週間ベースでは1.9%安となった。前日の米株式市場の流れを受け、テクノロジーや不動産が安い。この日の米市場はアマゾン・ドット・コムやアップル、マイクロソフト、フェイスブックなどの大手IT企業が軒並み下落、テクノロジー銘柄の構成比率が高い米ナスダック100指数は一時3週間半ぶりの安値に下げた。

  欧州債はイタリア債を中心に周辺国債が下落。パフォーマンスは他のユーロ圏国債を下回った。ポルトガルは今月9日に10年債、25年債の入札を実施すると発表した。

  ドイツ債は米雇用統計発表後の下げ幅を縮小した。米テクノロジー株を中心に株価が下落したことが影響した。

  イタリア債の利回り曲線はベアスティープ化した。英国債も10年債を中心に下げ幅を縮小。株が上げを失ったことが手掛かりとなった。

  ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.48%。フランス10年債利回りは2bp上昇してマイナス0.18%。イタリア債は4bp上げて1.02%。

原題:Italian Bonds Lead Euro-Area Decline: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

European Stocks Slide to Post Biggest Weekly Drop Since July(抜粋)

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