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ロンドン高級住宅市場に香港富裕層が関心、登録急増-政治混乱逃れ

香港の政治的混乱を逃れようと、香港の富裕層はロンドンの住宅に関心を示している。落ち込んでいるロンドンの高級住宅市場が持ち直す可能性もある。

  複数の不動産仲介業者によると、価格下落と有利な為替相場、ジョンソン英首相が多くの香港市民に英国への移住を認める方針を示したことを追い風に、香港からの関心が高まった。高級物件を扱う仲介業者のチェスタートンズに登録した香港市民は今年、昨年に比べ約80%増えたという。ブラック・ブリック・プロパティー・ソリューションズとボーシャン・エステーツの顧客も約2割増えた。

  不動産仲介のナイト・フランクによると、ロンドンの高級住宅物件の価格は2014年以降に20%余り下落した。だが、香港からの買い手が増えれば、市場は上向きそうだ。ロンドン高級住宅物件の購入で2010年に香港市民は約10%を占めたが、その後は19年に反転を始めるまで低下が続いていた。

  香港には約300万人の英国海外市民(BNO)旅券保持者がおり、ジョンソン政権はこれらの市民に英国の市民権を付与する可能性を示唆している。

  ブラック・ブリックのマネジングパートナー、カミラ・デル氏は、「中東や米国からの買い手と異なり、香港市民は恐らく恒久的に英国に移住することを考えている。BNO保有者を歓迎すると打ち出した結果、香港からの買い手が増える可能性がある」と話した。 

原題:
London’s Housing Market Lures Hong Kongers Seeking Safe Haven(抜粋)

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