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米失業保険申請は減少、新たな季調反映-調整前は加州などで増加

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先週の米失業保険統計は労働市場に関して強弱まちまちの状況を示した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた統計のゆがみに対応するため、労働省は季節調整方法を変更した。

キーポイント

  • 新規失業保険申請件数(8月29日終了週)は、通常の州プログラム下で88万1000件
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は95万件
    • 前週は101万件。季節調整方法を変更したため、直接的な比較はできない
  • 州プログラム下での失業保険継続受給者数は、22日終了週に調整前で約76万5000人減の1310万人
    • 通常のプログラムが失効し、別の延長プログラムに移行した失業者を反映している可能性
Unadjusted U.S. jobless claims ticked up from prior week, but still below 1 million

  季節調整前の新規申請件数は7591件増の83万3352件と、労働市場に関して異なる印象を与えている。カリフォルニア州の増加が主な原因。連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムに基づく新規失業保険申請は、約15万2000件増の75万9000件。カリフォルニアが増加のほぼ全体を占めた。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者にも適用される。

  失業保険統計は労働市場の緩やかな改善を示唆する一方、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となる前の水準をなお下回っていることも示している。2日だけでも、ユナイテッド・エアライン・ホールディングスとフォード・モーターがレイオフを発表しており、ここ数週間で大企業から数十万人規模の人員削減のニュースが続いている。

  通常の州のプログラムとPUAプログラムの受給者の総数は、15日終了週に前週比で約200万人増加し2920万人となった。

  マリア・フィオリニ・ラミレスの米国担当チーフエコノミスト、ジョシュア・シャピロ氏は「特定週のデータが意味するところを断定的に結論付けるのは非常に難しい」と述べた上で、「まだ非常に多くの人が失業保険を受け取っている」という構図は変わらないと述べた。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Jobless Claims Give Mixed Picture With Shift in Adjustments(抜粋)

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