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新型コロナワクチン、今月重要な節目-先頭企業が初期治験結果発表も

  • FDAが10月22日に会合、それまでに暫定データが揃う可能性
  • 暫定データは断片的、WHOは慎重な判断促す

新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチンを目指し製薬会社が開発競争を繰り広げる中で、先頭グループの成果が早ければ今月明らかになる。

  臨床試験を追跡する英分析会社エアフィニティによれば、英アストラゼネカはヒトを対象とした初の治験結果を今月半ばにも明らかにする可能性がある。同社は月末までに最大3000万回投与分を英国に供給すると約束している。

  このほか米モデルナや、ファイザーとビオンテックの米独連合も、来月22日の米食品医薬品局(FDA)会合の前に初期データをそろえる可能性があるという。米連邦政府は各州に対し、ワクチン供給に備えて11月1日までに準備を整えるよう指示している。中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)の暫定的な試験結果も、FDA会合から程なく明らかになる可能性がある。

  ただこうした結果は内部用の暫定的なデータであり、ワクチンの全体像からはかけ離れたものだ。ワクチン開発での断片的なデータだけを取り出したものであり、世界保健機関(WHO)はリスクや効果が完全に明らかになるまではワクチン候補を承認しないよう警告した。

  エアフィニティのラスムス・ベック・ハンセン最高経営責任者(CEO)は、「今後の展開を見極める重要な判断材料」として、初期段階の結果でも十分だろうと述べ、「製薬会社は想定を超えるスピードで動いている」との見方を示した。

原題:Crucial Results for Promising Covid Vaccines Due in Weeks (1)(抜粋)

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