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仏サノフィ、コロナワクチンの臨床試験開始-年内の結果を期待

  • 第1/2相試験は米国内11カ所で実施-440人対象
  • 前臨床試験の有望なデータで自信-年内に最終段階試験に移行目指す

フランスのサノフィは3日、新型コロナウイルスのワクチン候補の第1/2相試験を始めた。年内開始を目指す最終段階の臨床試験に向けて一歩近づいた。

  第1/2相試験は米国内11カ所で、440人の健康な人を対象に18-49歳と50歳以上の2つの年齢グループに分けて実施する。サノフィはこのワクチンを英グラクソ・スミスクラインとのパートナーシップを通じて開発。12月までに結果を得ることを目指しており、その段階で最終段階の試験に進めると期待している。

  コロナワクチン開発で先行する他の企業は今月中にも最終段階試験の中間結果を公表する可能性がある。世界保健機関(WHO)によると、開発中のコロナワクチンは175を超え、そのうち33のワクチンはヒトに投与する試験が行われている。秋に緊急使用許可を確保することを目指している企業もある。

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  サノフィのグローバルワクチン研究・開発担当シニアバイスプレジデント、ジョン・シャイバー氏はインタビューで、「他の一部のワクチン候補に数カ月遅れていることは懸念していない」と説明。試験実施でのサノフィの専門性や「非常によく似たウイルスでの経験」によって後れを取り戻せるだろうと述べた。また、最終的には複数のコロナワクチンが必要になると指摘した。

  サノフィはこれとは別にメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンも開発中。シャイバー氏によると、いずれも前臨床試験で有望なデータが得られ、年内に医学誌に掲載される。サノフィはこれらデータから次の試験段階に進むための自信を得たという。

原題:Sanofi Starts Trials of Covid-19 Shot After Early Data Impresses(抜粋)

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