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ドルが全面高、下落トレンド継続も短期的な調整との見方-106円前半

更新日時

東京外国為替市場ではドルが全面高の展開。米金融緩和を背景としたドル安基調は変わらないものの、これまでにユーロ圏当局者から通貨高の影響を懸念しているとの見方が出ていたことに加え、同様の一部報道でさらに強まり、ドルを買い戻す動きが広がった。対円では1ドル=106円台前半と小幅に上昇。

ハイライト
  • ドル・円は午後4時1分現在、前日比0.1%高の106円25銭。ここまでのレンジは106円14銭から106円34銭
  • ドルは主要10通貨のすべてに対して上昇
  • ユーロ・ドルは0.5%安の1ユーロ=1.1800ドル。朝方に付けた1.1856ドルを高値に一時1.1790ドルまで下落。ユーロ・円は0.4%安の1ユーロ=125円36銭

ドル全面高でドル・円も上昇

市場関係者の見方

大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト

  • ドルの反発は欧州中央銀行(ECB)からレーン理事に続いて、一部報道もありユーロ高を懸念している様子が伝わってきた影響が大きい
  • ずっとユーロ高が続いてきたのとユーロ高が圏内の景気や物価を冷やすとの懸念から、要人発言があるとユーロ安・ドル高に振れやすい
  • 足元のドル高・円安はユーロ安の影響が大きい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)から金融緩和を進めるハト派的な発言が相次いでおり、米金利が低下傾向にある中では、ドルの上昇が続くのは難しい
  • 安倍晋三首相の後任に菅義偉官房長官が優勢との報道はアベノミクス継続の観測を通じてリスクオンの円安要因。円のさらなる押し下げにはならないだろうが、市場にとっては安心材料だ

バンク・オブ・アメリカの山田修輔チーフFX・日本株式ストラテジスト

  • ドルが全般的にかなり下げてきたので、ECBからのユーロ高けん制と取れる発言もあって、短期的な反発が生じている
  • ただ、米金利の低下でドルを買いづらい状況は続いており、本格的なドル高の始まりでは全くない

背景

  • ECB、ユーロ高の物価への影響を懸念-FT紙
  • NY連銀総裁、新たな枠組みで2大責務の達成能力は大幅に向上へ
  • 日経平均株価は前日比218円高で取引を終了
  • 菅官房長官が自民総裁選に出馬表明、アベノミクス「前に進める」
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