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緊縮財政の再開なければ市場から痛手被る恐れ-ブラジル中銀総裁

ブラジル中央銀行のロベルト・カンポス・ネト総裁は2日、今年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う記録的な支出を受け、緊縮財政を再開する必要があると指摘。それを怠れば金融市場によって痛手を被る恐れがあるとの見方を示した。

  カンポス・ネト氏(51)はブルームバーグ・エマージング・フロンティア・フォーラムで、ブラジルの緊急支援策は全て2020年末までに終了予定で、これらの措置の延長はないと議員らは示唆していると指摘。公的支出主導の成長がブラジルでは機能しなかったことは歴史が証明していると述べた。

  同氏は「われわれは遠回りをした。だが今は当初の計画に戻る必要があることを理解しなければならない」と語った。

Key Speakers At The Brasil Investment Forum

ブラジル中央銀行のロベルト・カンポス・ネト総裁

  ボルソナロ大統領とゲジス経済相の間で来年の社会的支出の財源を巡り意見の相違があることから、市場では公的支出の上限など財政規律が脅かされるのではないかとの懸念が高まっている。

  こうした懸念からレアルは5月に対ドルで1ドル=6レアル近くまで下落。先月も5.5レアルを抜けて弱含んだ。中銀はいずれの局面もドル売り介入を実施した。

  カンポス・ネト氏は、中銀はレアルに対し特定の水準をターゲットにしていないが、同氏が言うところの「市場の断絶」を排除する必要がある場合は「より強く介入する」用意があると述べた。

原題:Brazil’s Campos Neto Warns of Market Wrath If Spending Not Cut(抜粋)

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