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バフェット氏、後継者の自由行動の余地広げる-従来と違う路線採用で

  • 日本の5大総合商社に投資、忌避していた自社株買いも実施
  • バフェット氏は常に長期的スパンで思考-アームストロング氏

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の後継者となる人物は、「バフェット氏であればどうするか」という疑問にしばしば直面することになるだろう。

  そしてバフェット氏自身は、自分が適切と考える方法で自ら率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの投資領域をこれからも広げていくと見受けられる。日本の5大総合商社への投資をはじめ、従来とは違う路線を打ち出すことで、90歳になったばかりのバフェット氏は後任となる最高経営責任者(CEO)に自由に行動する余地を広げている形だ。

Exclusive Portraits Of Berkshire Hathaway Inc. Chief Executive Officer Warren Buffett

ウォーレン・バフェット氏

  かつて自社株買いを忌避し、手近な投資先にこだわる傾向を見せてきたバフェット氏だが、こうした殻を破る姿勢を示すことで、後継者からこのような制約を取り除きつつある。

  ヘンリー・H・アームストロング・アソシエーツの社長としてバークシャー株も含む運用を手掛けるジェームズ・アームストロング氏は、「今後数十年間にどうすればうまくいくか、バフェット氏はいつも考えている。彼の思考は常に長期的スパンだ」と語った。

  日本の5大商社株の取得は、バークシャーの投資の大部分を占めるホームグラウンドから踏み出すことにバフェット氏がもっと積極的であることを浮き彫りにした。

  イスラエルの超硬切削工具メーカー、イスカルの買収などバークシャーが米国外を拠点とする企業に投資したり買収したりするのは初めてではないが、今回の日本のケースほど外国企業に思い切って多額の投資をしたのはまれだ。

  バークシャーに投資するガードナー・ルッソ・アンド・ガードナーのトム・ルッソ氏はこれについて、90歳になっても従来と異なるバークシャーの投資手法を探るバフェット氏の意欲を投資家にあらためて知らしめるものだと指摘した。

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原題:
Buffett Seen Liberating His Successor With Not-So-Buffett Moves(抜粋)

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