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米景気回復は「脆弱」、コロナ禍は長期化-クリーブランド連銀総裁

  • メスター総裁、追加の財政・金融支援の必要性を指摘
  • 金融政策の新たなアプローチはインフレ期待を支える

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米クリーブランド連銀のメスター総裁は2日、米景気回復は依然として「脆弱(ぜいじゃく)」であり、長期的に傷跡を残すのを防止するため政府の行動が必要との見解を示した。

  メスター総裁は全米企業エコノミスト協会(NABE)が主催したオンライン会議向けの講演のテキストで、「景気回復が持続するまでは、新型コロナウイルス感染流行の打撃の矢面に立たされた世帯や中小企業、州・地方自治体に橋渡しする追加の財政支援の必要があるのは明らかなようだ」と指摘した。

  今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つメスター総裁は、2020年の国内総生産(GDP)が前年水準を「幾分下回る」と予想し、失業率は年末まで1桁台後半となり、インフレ率は米金融当局の2%の目標を引き続きかなり下回るとの見通しを示した。

  9月15、16両日開催のFOMCで金利の道筋に関するガイダンスを修正すべきかどうかについて同総裁はコメントを控えた。

  同総裁によると、クリーブランド連銀が企業と消費者を対象にした調査では、経済に深刻な打撃を与えている新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に対する態度の変化が見られ、企業、消費者の量グループが影響の長期化を予想していたことが示された。6月の調査では、企業の半分はパンデミック前の水準に経済活動が回復するには1年以上かかると回答した。

  米連邦準備制度理事会(FRB)が最近発表した金融政策の設定における新たなアプローチについて同総裁は、今回の見直しで「実際のインフレの主要決定要因であるインフレ期待が2%のインフレに沿う水準に支えられる」と述べた。

原題:
Fed’s Mester Says U.S. Economy ‘Fragile’ as Pandemic Lingers(抜粋)

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