コンテンツにスキップする

リスクパリティー投資にさざ波、ブリッジウォーターが戦略シフト

クオンツ投資の世界で一角を占めるリスクパリティー戦略。規模4000億ドル(約42兆4700億円)のこの戦略は、これまでも異論を集め、議論を招いてきたが、このほどヘッジファンドのブリッジウォーター・アソシエーツが新たな一章を開いた。

  レイ・ダリオ氏が率いる1380億ドル規模の同ファンドは、従来のリスクパリティー戦略を調整し、オルタナティブ投資や普通債券に軸足を移したと、事情に詳しい関係者が確認した。歴史的な低利回りが背景にあるという。

Bob Prince

ボブ・プリンス氏

出所: Bloomberg

  7月のリポートで事前に告知されていたシフトは、体系的な投資アプローチが長らく批判されていた問題点に直接対応したもので、ブリッジウォーターとリスクパリティー原理主義者との間に新たな溝を作った。

  リスクパリティー戦略は資産リスクの高低に基づいて分散投資を行うため、必然とボラティリティーの低い証券への投資配分が高くなり、ソブリン債に重点投資することが多い。

  「金利がゼロ近辺に下がり、中央銀行がそれを維持している現状において、債券ではリターンもリスク低減ももたらされないことは一目瞭然だ」と、ボブ・プリンス共同最高投資責任者(CIO)は7月のリポートで説明していた。

Recent decades have seen an inexorable plunge in bond yields

日英米独の10年債利回り

出所:ブルームバーグ

  ブリッジウォーターのオールウェザー型ポートフォリオは、金と物価連動債に参入し、投資対象国を多様化、キャッシュフローが安定した株式銘柄を増やした。

原題:Bridgewater’s Risk-Parity Shift Jolts a $400 Billion Quant Trade(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE