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英住宅価格:8月は前月比で16年ぶりの大幅上昇、減税策が寄与

  • ロックダウン明けに需要増大も、支援策終了に伴い伸びは一時的か
  • 平均価格は前月比2%上昇の22万4123ポンド、前年比で3.7%上昇

英国の住宅価格は8月に16年ぶりの大幅な上昇率を記録した。新型コロナウイルスによる経済への打撃に対応するため政府が打ち出した減税策によって、ロックダウン(都市封鎖)明けに住宅需要が増大した。ただし、政府が景気支援策を終了し始めると、住宅市場の回復も一時的で終わる可能性がある。

  ネーションワイド・ビルディング・ソサイエティーが2日発表した住宅価格によれば、8月の平均価格は前月比2%上昇の22万4123ポンド(約3175万円)。前年比では3.7%上昇した。

House prices rise most in 16 years

  ネーションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は「住宅価格はいまや5月と6月の下落を埋め、過去最高を更新した」と述べた。

  スナク英財務相は7月に一連の景気支援策を発表し、その一環として不動産購入時にかかる印紙税について購入価格の50万ポンドまで免除対象を拡大した。この減税策は来年3月31日まで継続する。

  政府は来月から支援策を打ち切る方針で、失業率も上昇が予想されている。ネーションワイドは今後数四半期に住宅販売が弱まる可能性を指摘する。多くのエコノミストも同様の見解だ。

英国の8月ネーションワイド住宅価格:統計概要(表)

原題:U.K. House Prices Post Biggest Monthly Increase Since 2004 (1)(抜粋)

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