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インドネシア・ルピア急落、中銀の独立性維持に懸念-政府権限拡大案

  • ルピアは1.6%安、5月以来最大の値下がり
  • 政府との政策協調図るため財務相率いる新たな金融審議会設置を提案

インドネシア銀行(中央銀行)の独立性が脅かされている。金融政策における政府の権限を高めようと国会議員が提案しているためだ。

  専門家から成る委員会が用意した法律の試案は1999年の中銀法を抜本的に変更するよう求めており、国会内のさまざまな委員会で審議されようとしている。中銀の責務を経済成長・雇用支援に広げるとともに、政府との政策協調を図るため財務相が率いる新たな金融審議会を設け、中銀の政策決定委員会に複数の閣僚を加えることが柱。

  2日の外国為替市場で、ルピアは1.6%安と5月以来最大の下落。ジャカルタ時間午前10時10分(日本時間午後0時10分)現在、1ドル=1万4805ルピアとなっている。

Indonesia's rupiah, bonds have come under selling pressure as the pandemic raged

  中銀と財務省は国会が中銀法改正を主導しているとし、改正案についてまだコメントしていない。ジョコ大統領は1日、中銀の独立性を維持すると記者団に対して述べた。

  野村ホールディングスのユーベン・パラキュレス氏らアナリストはリポートで、中銀の政策決定委に閣僚が参加するのは珍しくはなく、フィリピンでも財務相が加わると指摘しながらも、「好ましい見方はできなさそうだ。現行のインドネシア中銀理事会構成が大きく変わる」とコメントした。

Indonesia CPI has slowed with the introduction of inflation targeting

原題:Indonesia Fuels Worries With Plans to Cut Central Bank Autonomy(抜粋)

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