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年末の資金逼迫への懸念がそろそろ浮上、3カ月物金利上昇にヘッジ

年末のドル資金逼迫(ひっぱく)への懸念がユーロドル市場で浮上し始めた。

  3カ月物ドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)上昇をヘッジするポジションが、過去3営業日に増えた。ユーロドル・プットの2020年12月限の1日当たりの取引が20日平均を約30%上回った。CMEグループの未決済建玉データが示した。

  他のドル調達市場ではまだこの懸念は顕在化していない。3月の混乱以降の米金融当局の大量流動性注入がトレーダーに安心感を与えている。しかしJPモルガン・チェースは最近、特に通貨スワップ市場での逼迫のリスクについて警鐘を鳴らした。

Eurodollar options positions to hedge a rocky year-end are piling up

  ただ、銀行セクターの主要リスク指標であるLIBORと翌日物金利スワップ(OIS)レートのスプレッドのフォワードであるFRA-OISスプレッドは年末までに24ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、現行水準から6bp拡大すると見込まれているものの、それでも100bpを上回った混乱時のピークに比べはるかに小さい。

  さらに、BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ジョン・ヒル氏はFRA-OISスプレッドに織り込まれているリスクプレミアムについて、「やや過剰」だとの見方を示し、以前に比べると「現在は全く違う」とコメントした。

Expectations for year-end funding strains are muted

原題:
Angst Over Year-End Funding Pinch Fuels Options: Liquidity Watch(抜粋)

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