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日経平均の銘柄入れ替え、「消費」枠は臨時の1つに-株価に濃淡

更新日時
  • 定期入れ替えでは技術分類のソフトバンクを採用、市場流動性が理由
  • ZOZOやカカクコム、スクエニHなど採用候補は株価反応に格差も

日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えがソフトバンクに決まり、採用候補とされていた消費セクター銘柄には失望売りが先行した。ただ、臨時入れ替えのイベントを控え、2日の株価の動きにはやや濃淡も表れた。

  日本経済新聞社は1日、日経平均株価を構成する225銘柄のうち、定期入れ替えで日本化薬を除外してソフトバンクを採用すると発表した。ソフトバンクの新規採用理由は「市場流動性」で、日経業種分類では技術セクターからの採用だ。

  指数内で「妥当銘柄数」を下回る消費セクターからの採用可能性を予想していた野村証券の村上昭博チーフクオンツストラテジストは、技術セクターのソフトバンクが選ばれたことについて、「見直し前の日経平均で同セクターはルールで定められた『妥当銘柄数』を既に超過しており、新規採用の可能性が低い銘柄との見方が強かったのではないか」と指摘する。

  今回の定期見直しと伊藤忠商事による子会社化で除外される見通しのファミリーマートの代替銘柄を補充する臨時見直しを合わせ、市場ではZOZOやカカクコム、スクウェア・エニックス・ホールディングス、サントリー食品インターナショナルなどの消費セクターから複数の銘柄が採用されるのではないかとの観測が出ていた。

残り1枠巡り思惑

  しかし伊藤忠によるファミマの株式公開買い付け(TOB)での取得が発行済み株式総数の65.71%と3分の2に届かず、臨時見直しの発表は10月下旬に予定されるファミマの臨時株主総会以降に持ち越された。

  入れ替えの発表が複数回に分かれたことで、今回採用されなかった消費セクター銘柄の採用期待は継続しそう。ただ、次回の臨時見直しでは採用候補が1銘柄と、これまで期待されていた2銘柄から少なくなるため、より選別の目を向けられる可能性がある。

  実際、2日の東京株式市場で消費セクターの採用候補はそろって売り先行で始まり、カカクコムは2.9%安、ヤクルト本社は2.3%安で終えた。それに対し、ZOZOは一時4.8%安から1.5%安まで下げを縮小、スクエニHは1.3%高と上昇に転換と、終値では濃淡がみられた。売り出しを控えるソフトバンクは0.8%高、日本化薬は9.9%安と急落。

朝安後に切り返す
(最終段落の株価を終値で更新します)
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