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債券は超長期中心に上昇、30年入札結果弱めも残高積み需要強いとの声

更新日時

債券相場は超長期債中心に上昇。この日行われた30年利付国債入札は弱めの結果となったが、利回りが上昇したことや9月末に向けた残高積み増し需要を背景に買いが優勢となった。

  • 新発30年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)低い0.60%、30年入札結果発表後には一時0.615%に上昇
  • 新発40年債利回りは1.5bp低い0.625%
  • 長期国債先物9月物の終値は前日比14銭高の151円88銭。米長期金利低下の流れを引き継いで買いが先行し、一時151円91銭まで上昇。30年入札結果発表後にいったん上げ幅を縮小したが、その後は再び買いが優勢となった
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 30年債入札結果は若干弱いといった程度で、極端に弱い結果ではない
  • さすがに金利が低下したところでは厳しいが、30年債利回り0.60%~0.65%ではそれなりに需要
  • 入札結果がやや弱かったことを受けて先物の上昇幅が縮小したが、市場はそこまで深刻に受け止めていない

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤上席参与

  • 30年債入札結果はちょっと弱かったが、安いときに仕入れたいという資金運用ニーズが強い
  • 豊富な運用資金を背景に9月末に向けて保有残高を積み増すニーズがあるため、安くなるとたんたんと拾われている
  • 首相最有力候補の菅官房長官は財政拡張論者ではないが、1年の暫定政権で近々解散総選挙の可能性があり、そうなれば財政を再び拡大へ

30年債入札

  • 最低落札価格は99円55銭と予想中央値の99円60銭を下回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.50倍と、前回の3.44倍から上昇
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は16銭と、前回の22銭から縮小
  • 三井住友DSアセットの深代氏
    • 前回入札から期間が短く回号も同じなので、量を確保しなければならないというニーズが少なかった
  • 備考:日本債券:30年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.120%-0.085%0.035%0.415%0.600%0.625%
前日比横ばい-0.5bp-0.5bp-0.5bp-1.0bp-1.5bp
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