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ブラジル、4-6月は過去最悪のマイナス成長-回復まだら模様

  • GDPの半分強を占めるサービスが引き続き苦戦
  • 4-6月のGDP前期比9.7%減、前年同期比11.4%減

ブラジル経済は4-6月(第2四半期)に過去最大の落ち込みとなった。政府の緊急支援策にもかかわらずサービス業が引き続き弱いため、経済回復はまだら模様となりそうだ。

  ブラジルでは新型コロナウイルスの感染拡大で死者数が12万人を超えたが、社会的距離政策を早期に解除したほか、当局は需要回復のため刺激策を支持して緊縮策を棚上げした。こうした措置が小売業の「V字型」回復をもたらしたが、サービス業は引き続き苦戦している。

  ブラジル地理統計資料院(IBGE)が1日発表した4-6月の国内総生産(GDP)は、前年同期比11.4%減。新型コロナ感染拡大による景気低迷の最悪期から脱し、アナリストが2020年のGDP見通しを上方修正する中、業種間のばらつきが今後の成長を抑制する可能性が高い。さらに、政府が予算を巡る問題や増大する債務負担に苦慮する中、失業率が引き続き上昇する恐れがある。

Record Plunge

Brazil's economy shrinks on effects of virus outbreak

Source: Brazil statistics institute

*12-month accumulated

  新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に対応するため、ブラジル中央銀行は先月、政策金利を過去最低水準まで引き下げた。財務省のデータによると、ボルソナロ政権は非正規労働者への毎月の給付金や雇用補助金などの支援で約5120億レアル(約10兆円)を投入している。

原題:Brazil Economy Sees Uneven Recovery After Worst Quarter Ever (2)(抜粋)

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