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トランプ氏、黒人男性銃撃に揺れるケノーシャ訪問-警察を称賛

  • 市長やウィスコンシン州知事の反対を押し切って訪問
  • 一部での暴徒化巡り民主党を非難、世論調査の劣勢覆す試みか

トランプ米大統領は1日、ウィスコンシン州ケノーシャを訪れ、警察と州兵部隊のメンバーを称賛した。同地では先月起きた警官による黒人男性の銃撃事件を受けてデモが続いており、人種差別への抗議活動は全国に広がっている。一部が暴徒化する事態となっていることについて、大統領は民主党に責任があると主張した。

  トランプ氏は先週のデモで被害を受けた企業を視察した後、州兵部隊の司令部となったケノーシャの学校で、「警察も州兵も実に素晴らしい仕事をしている」 と述べた。

ウィスコンシン州ケノーシャを訪問したトランプ大統領

Source: Bloomberg)

  ウィスコンシン州のエバーズ知事やケノーシャ市長の反対を押し切って同地を訪問したトランプ氏は、法と秩序を掲げながらも、そもそもの発端となった事件については言及しなかった。トランプ氏は市内の被害状況を視察後、警察幹部らと面会した。

  トランプ氏は銃撃で負傷した黒人男性ジェーコブ・ブレークさんの母親と話す予定だったが、弁護士が電話での会話を聞くと伝えられたため取りやめたと説明した。ブレークさんの家族の弁護士ベン・クランプ氏は、弁護士が会話に耳を傾ける状況で家族と話すことを大統領が断ったと確認した。

  トランプ氏はデモを沈静化するため連邦政府に支援を要請しなかったとして、地元の民主党指導部を再び批判。11月の米大統領選で再選を目指す同氏は、世論調査でリードする民主党候補のバイデン前副大統領の優位を覆そうとしている。

  バイデン氏も近くウィスコンシン州を訪問する計画。2016年の前回大統領選では、トランプ氏が激戦州の同州を制していた。

原題:Trump Lauds Police in Defiant Trip to Protest-Torn Kenosha(抜粋)

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