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米大統領選、トランプ氏が差を詰める-民主党はバイデン氏の行動期待

11月の米大統領選挙の民主党候補、ジョー・バイデン氏の支持者らは、最近の世論調査がトランプ大統領に対する優位の縮小を示していることを憂慮し始めている。バイデン陣営は選挙までの2カ月に同氏の行動を期待している。

  先週は共和党全国大会に注目が集まり、バイデン氏がホワイトハウスに社会主義を持ち込むなどの主張が聞かれた。民主党の市長や知事の犯罪に対する姿勢への批判も展開された。

  しかしバイデン氏は先週、デラウェア州の別荘で過ごし、2つのテレビインタビューのほかバーチャル資金集めイベントを行うにとどまった。8月31日には共和党の主張に反論する演説を行ったが、9月1日はバーチャルの資金集めに戻った。

The 2016 Democratic National Convention

テリー・マコーリフ氏

フォトグラファー:David Paul Morris / Bloomberg

  元バージニア州知事のテリー・マコーリフ氏は今年、新型コロナウイルス流行の中でバイデン氏は外に出るべきではないと述べていた。しかし、その戦略の時期は終わったとの見方を示し、バイデン氏は「秋の選挙戦を通じて激戦州を回るべきだ」と指摘。「有権者の安全を守る形で行うべきだが、激戦州で姿を見せる必要がある」と語った。

  バイデン氏は6月から7月初旬にかけての世論調査でトランプ氏を10ポイントほどリードしていたが、少なくとも一部の調査で今は差が縮小している。

  投票する可能性の高い有権者を対象としたエマーソン・カレッジの8月30、31日の調査では、バイデン氏のリードは2ポイントと7月時点の4ポイントから縮小した。

  こうした状況を受け、リベラル派の映画監督、マイケル・ムーア氏は「誰かが今、警鐘を鳴らさなければならない」とツイートした。

  元バーモント州知事のハワード・ディーン氏は、バイデン氏が1日に1回は有権者に姿を見せ、トランプ氏の主張に反論することが重要だと思うと述べた。ただ、バイデン氏が体力的に無理をする必要はないとして、「トランプ氏がインチキをしない限り、バイデン氏はあまり活動しなくても勝てる」と語った。

  バイデン陣営にコメントを求めたが現時点で応答はない。

原題:
Jittery Democrats Prod Biden to Quicken Pace as Race Tightens(抜粋)

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