コンテンツにスキップする

日本生命:豪ドル債へ入れ替え、カナダ州債も検討-欧州周辺国から

日本生命保険では、海外の国債や準国債で運用するポートフォリオに、カナダの州債の残高を増やすことを検討している。世界的な低金利が続く中、国債を大きく積み増す局面ではないため、欧州周辺国の国債を売却して豪ドル建て債への入れ替えを進める中、カナダドル建て債も積み増す可能性がある。

  国際投資部の堀照明外国債券課長はブルームバーグの取材に「欧州復興基金の合意を受けて、スペインなど欧州周辺国債はドイツ国債対比のスプレッドが大きく縮小しているため売却し、相対的にカーブが立っている豪ドル建て債券に入れ替えている」と話した。さらに、「スプレッドが一定程度乗っているカナダドル建ての債券は、投資の可能性はある」と指摘、「カナダ州債などは信用力が非常に高い」と話した。

  豪ドル建て債への入れ替えとして、同社は7月に米州開発銀行(IDB)が発行する年限10年のサステナブル・シティ・ボンドに1億4000万豪ドル(約104億円)投資した。同債は、豪州国債に対する金利上乗せ幅が37ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で、利率は1.3%。堀氏は「豪ドル建て債は為替ヘッジコスト控除後でも、相対的に高い利回りを確保できる」とした。同コスト控除後の利回りは0.9%程度という。

  豪ドル建て債の投資については、「中央銀行はイールドカーブをコントロールしており、短期ゾーンの金利は0.25%で固定、長期ゾーンは米国債対比で立っており魅力は引き続きある」と語った。

対 米ドル債
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE