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サノフィ、「ケブザラ」のコロナ患者対象試験打ち切り-効果示されず

  • 炎症に効くケブザラはコロナに対する効果への期待が高まっていた
  • 420人の試験で入院期間有意に短縮せず、死亡率もプラセボと同程度

フランスの製薬会社サノフィは1日、関節リウマチ治療薬「ケブザラ」が新型コロナウイルスに対して効果がなかったと明らかにした。新型コロナへの治療効果が試された後に活用が断念される治療薬が相次いでいる。

  ケブザラは炎症に効くため新型コロナに対しても期待が高まっていたが、発表資料によると、420人を対象とする試験で患者の入院期間を有意に短縮しなかった。ケブザラを投与された患者群は肺炎など重篤な症状を示した割合や死亡率がプラセボ(偽薬)群と同程度だった。  

France's Finance Minister Bruno Le Maire Speaks at The MEDEF Business Conference

ポール・ハドソンCEO

写真家:Cyril Marcilhacy / Bloomberg

  医師や製薬会社は抗ウイルス薬や回復した患者から得られた血漿(けっしょう)など、新型コロナの治療薬となり得る既存のさまざまな治療薬を試す施設を探し、厳格な臨床試験を受けさせている。これまでに抗マラリア薬のクロロキンやヒドロキシクロロキンのほか、ロシュの「アクテムラ」などで期待されていた結果が示されなかった。

  サノフィのポール・ハドソン最高経営責任者(CEO)はケブザラが新型コロナでは「成功の見込みが低い」と述べていた。1日のパリ株式市場でサノフィの株価終値は1.1%安だった。

原題:
Sanofi Halts Kevzara Tests for Covid as Drug Fails to Help (1)(抜粋)

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