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ユーロが上昇、節目の1.20ドル上回る-ドル売り継続で2年4カ月ぶり

  • ユーロは一時1.2011ドル、その後はオプション関連の売りで戻される
  • 「当面は1.20ドル近辺で推移する可能性」-INGターナー氏

1日の外国為替市場でユーロが上昇し、2年4カ月ぶりに1.20ドルを上回った。5カ月連続で下落したブルームバーグのドル指数だが、月が変わっても売りが続いている。

  ユーロは一時、0.6%高の1.2011ドルまで上昇し、2018年5月以来の高値を付けた。複数のトレーダーによると、この高値付近でオプション関連の売りが出て、その後は押し戻された。ここ数週間はユーロ買いが膨らみ、投機筋の先物のユーロ買いポジションは過去最高に上っていた。対照的にブルームバーグ・ドル・スポット指数は約2年ぶりの低水準を付け、市場予想を上回った米ISM製造業景況指数を受けて若干の買いが入ったにとどまった。

  新型コロナウイルスを巡る市場の混乱が徐々に落ち着き始めた3月後半以降、ユーロはドルに対して約11%上昇した。欧州連合(EU)の新型コロナ対策がユーロを支えた一方、米金融当局が政策金利をゼロに引き下げて大規模な流動性を供給したため米国債利回りのスプレッドが縮小し、ドルの優位性が崩れた。

Euro surpasses key $1.20 level for first time in two years

  INGグループの通貨ストラテジスト、クリス・ターナー氏は「ユーロは当面の間、1.20ドル前後で推移する可能性がある」と予想。「米国の実質利回りが深いマイナスへと落ち込む中、全般的なドル安」でユーロが支えられるだろうと語った。

  米選挙までほぼ2カ月となり、これがドルの逆風になる恐れがあると指摘するアナリストも多い。「選挙で米国の経済政策にはいっそうの不透明性が生じる」ため、ドル下押しにつながると、ノムラ・インターナショナルの為替ストラテジスト、ジョーダン・ロチェスター氏は述べた。

原題:
Euro Rises Above Key $1.20 Level for First Time Since May 2018(抜粋)

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