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香港行政長官、コロナ検査参加促す-労組は企業が強制と批判

更新日時
  • 今回の大規模検査は任意-希望者の事前登録が低水準
  • 中国の方正証券は香港従業員に検査受けるよう圧力と労組が批判

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は1日、700万人余りの香港市民に新型コロナウイルスの無料検査への参加を呼び掛けた。今回の大規模検査は任意だが、希望者の事前登録が低水準にとどまっている。

  林鄭行政長官は諮問機関である行政会議前の定例記者会見で、「できるだけ多くの参加」を市民に訴えた。今回の検査は「想像しているほど痛みはなく難しくない」ことが分かる一助になると述べた。

香港、全住民対象の新型コロナ無料検査を9月1日に開始-中国が支援

  香港公務員事務局の聶徳権局長は香港電台(RTHK)に対し、約59万3000人がオンラインで検査登録をこれまでに済ませたと説明。林鄭長官は既に1万人超が検査を受けたことを明らかにした。検査は最長2週間実施される。

  8月31日に発表された香港の新型コロナ新規感染者は9人にとどまった。中国が支援する今回のウイルス検査は、香港住民のDNA収集が目的との疑いや、新規感染が減少している中で効果を上げるには検査の実施が遅過ぎるとの批判も出ている。

中国支援の大規模ウイルス検査、DNA採取目的との見方を香港否定

Hong Kong Government Begins Community Testing for Covid-19

長沙湾スポーツセンターの検査所(9月1日)

  労働組合の香港金融業職工総会は、中国の方正証券が香港の従業員に政府実施の新型コロナ検査を受けるよう圧力をかけていると批判した。

  同労組は8月31日、方正証券の香港拠点への書簡で、同社が従業員に検査結果を人事部に提出するよう指示したと指摘。この書簡をフェイスブックに投稿した同労組は、希望者のみを対象としている検査であり、従業員のニーズと意思に基づき検査を受けるかどうかは自由であるべきだと主張した。

  この書簡によると、検査を受けなかった場合、評価が下がるとの懸念から方正証券の従業員が同労組に支援を求めてきた。同社はコメントを控えている。

  香港紙の蘋果日報(アップル・デーリー)は、香港の嘉華国際集団が従業員とその家族に新型コロナ検査を受けるよう促し、検査を受けない場合は説明が求められると報じた。同社の担当者からのコメントは得られていない。嘉華国際は香港と中国本土を中心に事業を展開する不動産開発会社。

原題:Hong Kong’s Lam Urges Virus Tests Despite Public SkepticismChina Broker Pressured H.K. Staff on Virus Test, Union Says (2)(抜粋)

(5段落目以降に企業による従業員への圧力について追加して更新します)
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