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米バークシャー円建て社債、今後も継続発行の思惑-国内投資家は歓迎

米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが日本の5大商社株の保有を明らかにしたことを受け、社債市場では同社が円建て社債を継続発行することが意識されている。国内発行体と比べて高い利率で大型発行した経緯があるため、実現すれば好意的に受け止められそうだ。

  「バフェット氏はやはり調達した円で日本株を買っていた」。大和証券の大橋俊安チーフクレジットアナリストは1日付リポートにこう記した上で、ウオーレン・バフェット氏率いるバークシャーが今後、「継続的に円債を発行する可能性もありそうだ」と分析する。バークシャーは昨年9月とことし4月に円建て債で合わせて6255億円を調達。商社株の保有比率を現在の5%強から最大9.9%まで高める可能性を示しているだけに、今後も円の調達に動くことはあり得るとの見方だ。

  世界的な金利低下で国内のサムライ債発行が減少傾向にある中、バークシャーのグローバル円債はS&Pグローバル・レーティングでAAと高格付けながらことし4月の発行利率は3年債で0.7%近く、7年債では1.0%を超えた。米国で関連会社が出した社債と比べても投資妙味があった。

国内社債の平均発行利率は過去20年間で低下してきた

  朝日ライフアセットマネジメントのファンドマネジャー、辻野勝之氏は、世界的に著名なバークシャーが短期間に円建て債を複数回発行したのは「投資家からすると非常にポジティブ」とし、継続発行なら歓迎だと話す。国内投資会社の公募債が少ないこともあり、バークシャー債のような「投資先が世界に広がっている投資会社の社債を、アクセスしやすいマーケットで取れるチャンスがあるのは素晴らしいことだ」と語った。

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