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超長期債が下落、あすの30年債入札に向けた調整売り圧力で

更新日時

債券市場では超長期債相場が下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事の発言で米長期金利が低下した流れを引き継いで買いが先行したものの、あすの30年債入札に対する警戒感から次第に売り圧力が掛かった。

  • 新発30年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.615%、新発40年債利回りは0.5bp高い0.64%
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.04%
  • 長期国債先物9月物の終値は前日比4銭高の151円74銭。夜間取引の流れを受けて買いが先行した後、一時152円68銭まで下落したが、引けにかけて買い戻された

市場関係者の見方

バンク・オブ・アメリカの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • FRB理事発言もあって朝方は買われたが、日本銀行も追加緩和という話にはならず、やはり需給懸念が重し。あすの30年入札に備える展開になった
  • きのうの10年債入札が低調になる中、30年債は2週間前に入札をやったばかりで、0.60%程度なら買いたい人はすでに買っている感じ
  • あすの入札はもうちょっと高い利回りが要求されるのではないか
  • 安倍首相辞任はサプライズだったが、後継は菅官房長官との流れになって市場はすぐに落ち着いており、アベノミクスを推進してきた人なので材料視されなくなった
新発30年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 対象は残存1ー3年、3ー5年、10ー25年。通知額はそれぞれ4200億円、3500億円、1200億円と、いずれも前回から据え置き
  • 残存10-25年の応札倍率は3.48倍と6月以来の高水準、売り圧力の強まりが示された
  • BofAの大崎氏
    • 残存10-25年は来週の20年債入札に向けて、いったんポジションを落としておこうというディーラーの応札があったのではないか
  • 備考:国債買い切りオペ結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.120%-0.080%0.040%0.420%0.610%0.635%
前日比横ばい横ばい横ばい横ばい横ばい横ばい
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