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ドイツ、今年の経済成長予測を上方修正-輸出依存低下でコロナ禍軽減

更新日時
  • 予想外の急速なV字回復を見込んでいる-アルトマイヤー経済相
  • 来年の経済成長率予想は4.4%と、従来の5.2%から下方修正

ドイツ政府は1日発表した最新の経済予測で、新型コロナウイルス感染拡大による今年の経済的影響はこれまで懸念されていたほど深刻にはならない見通しを示した。同国はこれまで続いた輸出への依存を減らしている。

  今年のドイツ国内総生産(GDP)は5.8%減少と見込む。これは第2次大戦後で最悪のリセッション(景気後退)の一つだが、政府が取り組んだ内需喚起策が功を奏し、4月時点で予想された6.3%の減少から上方修正された。

  アルトマイヤー経済相はベルリンでの記者会見で、GDPの落ち込みを比較的抑えられたことは、「ドイツが国内需要を安定させ、世界的な経済動向からかなりの程度切り離せたことを示す重要なサインだ」と評価。「予想外の急速なV字回復を見込んでいる」と述べた。同経済相はさらに、最悪期は脱したとの認識も示した。

Altmaier presents economic forecast of the federal government

アルトマイヤー経済相、1日のベルリンでの記者会見で

  今年の輸出は12.1%減、輸入と国内消費はそれぞれ8.1%と3.6%の減少と予測した。

  アルトマイヤー経済相は、最近見られる新型コロナの感染再拡大にもかかわらず、再度の全国的な封鎖は回避できるとの考えを示した。その上で、ドイツの貿易相手国は活動を制限せざるを得なくなる可能性があると指摘した。

  「世界の経済環境は長期間にわたって厳しさが続く可能性がある」と述べ、「世界のリセッションは(2008-09年の金融危機時よりも)著しく厳しいだろう」と語った。

  来年の経済成長率は4.4%と、従来予想の5.2%から下方修正した。コロナ禍以前の水準を回復するのは恐らく2022年以降だろうと、アルトマイヤー経済相は述べた。

Manufacturing has improved, but it hasn't fully recovered

原題:Germany Cushions Pandemic Blow by Weaning Itself Off Exports(抜粋)

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