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米国債、見切りをつけるのは今とGMO-ゼロ金利環境で投資妙味失う

  • 投資家は比較的利回りが高い社債や新興国債への投資検討を余儀なく
  • 株式への資産配分を6割から5割へ-ベン・インカー氏

米国債に見切りをつける時が来たと、ジェレミー・グランサム氏が共同創業した米運用会社GMOが指摘した。ゼロ金利の環境のため、投資家は比較的利回りが高い社債や新興国債への投資を考えざるを得なくなるという。

  GMOの資産配分責任者、ベン・インカー氏は8月31日付の顧客向け四半期報告書で、利回りが微々たるものとなった国債は投資妙味の低下があまりに著しく、投資家は他を当たるしかないと説明。株式への資産配分を6割から5割に減らし、1割を比較的高リスクの債券に配分することなどを提案した。

  同氏はインタビューで、「米国債保有には真の魅力があった」とし、「景気悪化時に受ける保険的な支払いはかなり貴重だが、それが得られないのであれば、債券のその他の領域に目を向けたいと考えるだろう」と語った。

  GMOは市場に対する弱気な判断で知られており、判断が早過ぎて投資成績が伸び悩むケースが時々ある。同社はバブル状態になった可能性を警告して、5月に株式へのエクスポージャーを大幅に削減。しかし、S&P500種株価指数は過去3カ月で15%上昇した。主力のベンチマーク・フリー・アロケーション・ファンドの運用成績は年初来でマイナス5.9%となっている。

弱気派グランサム氏、楽観論に再び警鐘-GMOは株式配分を大幅縮小

原題:
GMO Says Treasuries Have Lost Their Appeal in Zero-Rate World(抜粋)

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