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トランプ政権の対中制裁に戦々恐々、次は発展途上の半導体業界か

  • 米シノプシス、すでにファーウェイとの協力を停止-中国部門会長
  • 2020年の「世界半導体大会」が先週開催された

中国の政府高官や経済界首脳は先週開催された2020年の「世界半導体会議」で自国のイノベーション(技術革新)を高らかにうたいあげた。だが今年は、トランプ米政権による制裁の影響を次に受けるのは中国の半導体業界との懸念も色濃く反映された。

  レノボ・グループ(聯想集団)の親会社の投資部門レジェンド・キャピタルでマネジングディレクターを務めるアーサー・コ氏らによれば、テクノロジー分野の中国台頭を封じ込めようとするホワイトハウスの取り組みはすでに、同分野で世界のサプライチェーンを揺るがしている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う混乱後に製造業は回復し、中国半導体需要の強靱(きょうじん)さを支えているものの、米国が制裁を強化すれば発展途上の中国半導体業界に深刻な打撃をもたらす恐れがあるとみている。

  同氏は「米国が例えば最先端の半導体製造といった中国テクノロジー産業の重要部分をさらに攻撃すれば、その影響は壊滅的だろう」と述べた。

  米政府は8月、華為技術(ファーウェイ)による半導体技術へのアクセス遮断を狙い、同社に対する制限措置を強化。ロイター通信が先週報じたところによると、米国は半導体製造装置や関連ソフトウエアツール、レーザー、センサーなどの輸出に対する新たな規制を検討している。

米国、ファーウェイへの禁輸措置強化-半導体へのアクセス遮断へ

  電子設計自動化(EDA)ツールを提供している米シノプシスの中国部門会長コ・チュン氏は、米国の規制措置を受け、同社はすでにファーウェイとの協力を停止したと今年の大会で明らかにした。

原題:China’s Chip Executives Worry They’re Next on U.S. Hit List(抜粋)

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