コンテンツにスキップする

ユナイテッド、米国内線の変更手数料を廃止-旅客呼び戻しに各社躍起

  • 変更手数料を恒久的に廃止するのは米航空会社では初めて
  • アメリカンは温暖地への増便でレジャー需要取り込みを図る

新型コロナウイルスによる長引く打撃から立ち直ろうとしている航空業界は、旅客を呼び戻そうとさまざまな策を打ち出している。

  米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは30日、不人気だった200ドル(約2万1000円)の国内線変更手数料を廃止した。来年からは事前予約していた便と同じ日に空席があれば、無料でキャンセル待ちを利用できるとしている。

  変更手数料を恒久的に廃止するのは米航空会社では初めてとなる。米運輸省によれば、同社は昨年、航空券のキャンセルおよび変更の手数料で6億2500万ドルを得ていた。

  また、アメリカン航空グループはこの日、10月に輸送能力を前年比約55%縮小させると発表したが、フロリダ州やメキシコなどの温暖な場所への季節便を増やしてレジャー需要の取り込みを図る方針を示した。

  旅行ブログのザ・ポインツ・ガイで記事を執筆しているビクトリア・ウォーカー氏は「旅行業界は最も忠実な顧客の重要性を認識している」と指摘。「業界は非常にクリエーティブになりつつあり、仕事や気分転換のために旅行に出たいと強く思っている人をターゲット化しつつある」と述べた。

  航空会社が大規模な雇用削減を含む最悪の事態を回避するためには、旅客の呼び戻しに創意工夫を凝らす必要がある。国際航空運送協会(IATA)は世界の航空会社の損失が今年は840億ドルになると予想。これまでは繁忙期だった夏季旅行シーズンの終了に伴い、状況は一段と悪化する可能性があるとしている。

参考記事
アメリカン航空、1.9万人削減を計画-政府支援が期限通り失効なら
豪カンタス航空、最大2500人の追加削減を計画-地上業務を外部委託へ
新型コロナ殺菌効果7日間のコーティング、アメリカン航空に使用許可

原題:
United Air Drops Fees, American Air Whacks Schedule in Covid Era(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE