コンテンツにスキップする

クレディS、中国の人員を5年以内に倍増計画-富裕層獲得目指し

  • 中国の人員増強が「最大の焦点」-アジア部門のシトハンCEO
  • クレディSは人員採用でゴールドマンやUBSと競合必至

クレディ・スイス・グループは中国の人員を向こう5年で2倍に拡大する計画だ。中国の富裕層顧客獲得を目指す取り組みを急ぎ、中国でカフェチェーンを展開する瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)の創業者陸正耀氏を巡る不祥事を乗り越えたい考えだ。

  クレディ・スイスはラッキンの会計不祥事や新型コロナウイルスの感染拡大の影響見極めなどで中国企業向け融資審査を強化した後、審査承認をおおむね正常化させており、中国での総収入倍増を目標に同国での人員増強を図る。アジア太平洋地域担当のヘルマン・シトハン最高経営責任者(CEO)がインタビューで明らかにした。

  同行の中国での証券ベンチャー会社は昨年末時点で154人のスタッフを雇用しており、同行自体は中国本土でファイナンスやトレーディング、資産運用などのサービスを提供している。

relates to クレディS、中国の人員を5年以内に倍増計画-富裕層獲得目指し

ヘルマン・シトハンCEO

出典:Credit Suisse

  クレディ・スイスの人員増強の大部分は、中国で急増する富裕層向けの助言および投資銀行サービス拡充に重点を置く。シトハンCEOの計画は向こう3年間で超富裕層顧客からの収入増加への貢献度を倍増する目標を達成していく上で鍵を握る。同行はまた、ラッキンなど問題企業に関連したディールを踏まえ、リスク管理について広範囲な検証に乗り出している。

  シトハン氏は「中国は人員数に関してはわれわれの最大の焦点だ」と述べ、「新型コロナ感染症の地域経済活動への影響については最悪期を脱した」との認識を示した。

  中国で野心的な採用目標を掲げているのはクレディ・スイスだけではない。ゴールドマン・サックス・グループは2025年までに人員を2倍の600人にする計画で、スイスの同業UBSグループも同様に投資銀行スタッフを400人に倍増することを目指している。

原題:
Credit Suisse Plans to Double China Headcount Within Five Years(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE