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米株式相場の上昇が続く理由-金融当局の支援や豊富な現金

米株式相場が3月の安値から回復し始めた時、景気の状況を見れば上昇は続かないという見方が多かった。

  しかし、こうした予想が繰り返される中でもS&P500種株価指数は50%以上値上がりし、時価総額は10兆ドル(約1050兆円)膨らんだ。先週に新型コロナウイルス前の最高値を超えた後も、何度も最高値を更新している。

  この背景について熟考したアナリストの一部は、相場がさらに上昇すると考える根拠があると結論付け、米連邦準備制度の政策や投資家の手許現金の豊富さを挙げた。

  シティ・パーソナル・ウェルス・マネジメントの投資戦略責任者、ショーン・スナイダー氏は、米金融当局が株価の大幅下落を容認する可能性は低そうだと指摘。「投資家はそれを信じると、自信を強めてバリュエーションが高くてもさらにリスクを取ることに前向きになり株式を買うだろう」と述べた。

  エバコアISIのストラテジスト、デニス・デブシェール氏は、インフレ調整後でマイナスの実質金利は、マネー・マーケット・ファンド(MMF)に滞留する個人投資家の資金が過去最高付近で推移している今、株式や住宅などの実物資産を「特に魅力的にする」と分析。行き場を探している資金の一部が株式に向かう可能性があると指摘した。

  また、サントラスト・アドバイザリー・サービシズのチーフ市場ストラテジスト、キース・ラーナー氏によると、株式相場は最高値を付けた後の1年間にさらに9.2%上昇する傾向があることを過去のデータが示している。

S&P 500 is on pace for its fifth consecutive month of gains
Assets in retail money market funds remain elevated

原題:
This Market Rally Has Legs, Six Strategists Say. Here’s Proof(抜粋)

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