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8月28日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500が高値更新、6日連続-ドル・円は105円台前半

  28日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は連日の最高値更新で1週間を締めくくった。米国債は上昇。

  • 米国株、S&P500種が6日連続の最高値更新
  • 米国債は上昇、10年債利回り0.73%
  • ドル急反落、対円で1%余り下げて105円台前半
  • NY原油は小幅続落、弱い需要回復に再び注目
  • NY金先物は反発、ドル安で買い

  S&P500種は6営業日連続で過去最高値を更新。ナスダック総合指数もこの日高値を更新。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日、金融当局がより長い期間にわたって緩和政策を維持する可能性と、インフレがオーバーシュートする期間を容認する可能性を示唆した。ダウ工業株30種平均は年初来でプラスに転じた。

  S&P500種は前日比0.7%高の3508.01。ダウ平均は161.60ドル(0.6%)高の28653.87ドル。ナスダック総合は0.6%上昇。

  ストーンXのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「景気回復が勢い付く兆しがある一方で、超緩和的な金融政策は続く見通しだ。株式市場はこの2つのいいとこ取りで波に乗っているようだ。しかも追加の財政支援も実現しそうだ」と指摘。「米金融当局が前日に示した行動は、高リスク資産が必要としていた、『金融緩和はしばらく続く』保証を与えたと考えて間違いない」と語った。

  米国債は指標銘柄の大半が前日の大幅安から若干は持ち直した。ニューヨーク時間午後4時2分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.73%。

  外国為替市場ではドルが急反落。米金融当局による新たなインフレ容認方針が消化されたほか、実質金利の低下が背景となり、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は約2年ぶりの低水準となった。米国株と金属相場が上昇する中、資源国通貨は堅調。

  ドル指数は0.9%低下。週間ベースでも下げ、3週続落となった。ドルは対円では1.1%安の1ドル=105円37銭。安倍晋三首相の辞意表明を受け、影響を見極める動きが広がった。ユーロは対ドルで0.6%高の1ユーロ=1.1898ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続落。市場の関心はハリケーン「ローラ」から原油需要の弱い回復に戻り、売りが優勢になった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は7セント(0.2%)安の1バレル=42.97ドルで終了。週間では1.5%上昇し、4週連続高。ロンドンICEの北海ブレント10月限は前日比4セント安の45.05ドル。同限月はこの日が最終取引日だった。

  ニューヨーク金先物相場は反発。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日に発表した新たな政策アプローチを消化する中、ドルの下落を受けて買いが膨らんだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、2.2%高の1オンス=1974.90ドルで終了した。

原題:Stocks Set Fresh Highs; Dollar Drops to 2-Year Low: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Sets Two-Year Low as Real Yields Drop: Inside G-10(抜粋)

Oil Posts Weekly Gain With Refineries on the Mend After Laura(抜粋)

Gold Rebounds on Weak Dollar With Investors Weighing Fed Policy(抜粋)

◎欧州市況:下落、月間ベースでは4月来の大幅高-英国債が上昇

  28日の欧州株は下落。月間ベースでは4月以来の大幅な値上がり。

  この日のストックス欧州600指数は0.5%安。ディフェンシブ銘柄を中心に下げた。一方、銀行や鉱業、保険などのシクリカル銘柄は上昇し、同株価指数の下げを抑えた。

  週間ベースは上昇。旅行株の回復が寄与した。米中通商交渉に進展の兆しが見られたほか、新型コロナウイルスワクチンを巡る新たな情報、さらに結果が迅速に判明する新型コロナ検査キットの緊急使用許可も株価の支援材料となった。8月は月間ベースで3.5%上昇。

  ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのシニアマルチアセットストラテジスト、マリヤ・ビートマネ氏は、パンデミックは「どの企業やセクターが、この厳しい衝撃を乗り越えられるだけの力強いビジネスモデルを保持しているのかを実によく示している」と指摘。「多くはないが、そうした企業に対して市場は本当によく見返りを与えている。例えばテクノロジーやヘルスケア、ここ最近では素材などの企業だ」と続けた。

  欧州債市場ではドイツ債が朝方の下げを埋めた。イタリア債は小幅安。英国債は上昇。イングランド銀(英中央銀行)のベイリー総裁が金融政策には追加措置の余地があると述べたことが手掛かりだった。

  ドイツ債は変わらず。フランス債のパフォーマンスは大半のユーロ圏国債を下回った。スペイン債とポルトガル債は堅調だった。

  ドイツ10年債利回りはマイナス0.41%で変わらず、フランス10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げてマイナス0.10%、イタリア10年債利回りは3bp上げて1.05%だった。

原題:European Stocks Drop, Trimming Best Monthly Gain Since April(抜粋)

Bunds Erase Losses, Italy Bonds Slip; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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