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【インサイト】安倍首相が辞任の意向、政策の不透明感強まる

A screen displays a news broadcast on Prime Minister Shinzo Abe outside a securities firm in Tokyo, Japan.

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Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg
A screen displays a news broadcast on Prime Minister Shinzo Abe outside a securities firm in Tokyo, Japan.
Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

安倍晋三首相が辞任の意向を固めたと国内メディア各社が報じた。報道直後の著しくネガティブな市場の反応は、ここ数十年で最悪の経済状況で政策課題が山積する中、アベノミクスの生みの親の突然の退出による経済への影響を投資家が不安視していることを示唆している。

  • 日本の政治は安倍首相の後任が選ばれるまで不確実の高い局面に入る
  • 自民党総裁としての任期は2021年9月なので、今回の動きでこの時期が前倒しされることになるだけだ。問題は、安倍首相が意中の人物を首相の後継に据えることができていない点だ。これにより後継候補の幅が広がり、政策を巡る不透明感が強まる
  • われわれは短期的にマクロ政策に大きな変化が生じるとは予想していない。日本銀行は黒田東彦総裁の下、新型コロナウイルス感染が拡大する中で「日本株式会社」を支え、必要に応じて支援を調整し得る柔軟な政策の枠組みを用意している。財政政策では大規模支援策が講じられている。
  • もっとも、日本の指導者を巡る不透明感から金融市場のボラティリティーが高まる可能性があり、これは日本経済にとってネガティブだ
  • 首相の交代がどのように展開するかは、より長めの期間において重要な意味を持つだろう。防衛政策では強硬姿勢を強める中国の挑戦を受け、貿易政策では台頭する保護主義に対処するための巧みな手綱さばきが求められるだろう。マクロ経済政策は、新型コロナのパンデミックが景気悪化をもたらし、物価上昇を妨げ、公的債務をさらに膨張させる中で今なお「重労働」を強いられている

安倍首相辞任の報道で避難通貨買いの円高、株安に

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(出所)ブルームバーグ・エコノミクス

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原題:JAPAN REACT: Abe Departure Risk Thrusts Policy Into Uncertainty(抜粋)

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