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ソフトバンクG、携帯子会社株1.47兆円売り出し-発行済みの22%

更新日時
  • ソフトバンク株の売り出しは2018年12月の上場後初
  • ソフトバンクは1000億円を上限とした自社株買いを発表

ソフトバンクグループは28日、携帯子会社ソフトバンクの株式最大約10億2800万株(28日終値換算で1兆4700億円規模)を国内外で売り出すと発表した。発行済み株式の約22%。ソフトバンク株の売り出しは2018年12月の上場後初めて。

  売り出し株数は国内で約6億7050万株、海外では欧州やアジアを中心に約2億5700万株とする。需要に応じて最大約1億57万株を追加的に販売する。売出価格は9月14日にも決定する。受け渡しは9月23-25日のいずれかの日となる。

  ソフトバンクGの発表によると、今回の売り出し以降、ソフトバンク株を追加売却する意向はない。新型コロナウイルスの感染拡大で市場環境が不透明な中、柔軟に手元資金を拡充していく考えも示した。

SoftBank CEO Masayoshi Son Presents Third-Quarter Results

記者会見に臨む孫正義社長

  ソフトバンクGは、前期(20年3月期)にファンド事業が大幅な赤字に陥ったことから、4兆5000億円の資産売却を進めており、既に4兆3000億円を調達している。ソフトバンク株の売り出しで、調達規模は6兆円近くに達することになる。

  ユナイテッド・ファースト・パートナーズでアジア調査責任者を務めるジャスティン・タン氏は、調達資金は「自社株買いや企業買収に使われることになりそうだ」との見方を示した。

  ソフトバンクGの4-6月期決算は、TモバイルUS株の売却関連利益などを計上し、純利益は前年同期比12%増の1兆2557億円と四半期ベースで過去最高となった。

  ソフトバンクは28日、同時に1000億円(発行済み株式の1.68%)を上限とした自社株買いを行うと発表した。取得期間は10月1日から2021年3月31日まで。

(アナリストコメントを追加しました)
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