コンテンツにスキップする

ヘッジファンドのミレニアム、5300億円以上を投資家に年内返還へ

  • より安定した資本ベースを構築する取り組みに基づく
  • 08年の金融危機以降、資金をより長期間手元にとどめることを目指す

イジー・イングランダー氏率いるヘッジファンド運用会社、米ミレニアム・マネジメントはより安定した資本ベースを構築する取り組みに基づき、年末に少なくとも50億ドル(約5300億円)を投資家に返還する計画だ。

  事情に詳しい複数の関係者によると、対象となるのは1年後に全額償還が可能な株式クラス。このクラスは同社の運用資産454億ドルのうち約370億ドルを占める。

  一方、新たに調達される資金は今後、出資約束金とみなされる。顧客は各四半期に5%しか引き出すことができなくなり、全額を現金化するのに5年かかる計算だ。投資家は26日に書簡で変更を知らされた。同社は2年前に各四半期5%方式の株式クラスを導入しており、その資産は現在、約85億ドル。

  ミレニアムの広報担当者はコメントを控えた。

  同社は2008年の金融危機以降、より長期間にわたって資本を手元にとどめることを目指してきた。金融危機では現金を必要とする投資家から資金を引き出され、同社の資産は半減した。

  ミレニアムは1-7月の運用成績がプラス12%。創業から約30年にわたって安定したリターンを確保している。

原題:Millennium Returning at Least $5 Billion to Investors This Year(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE