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LIBOR変動、謎解く鍵は住宅ローン資金にありか-流動性ウオッチ

過去1週間の3カ月物ドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の乱高下は、米金融政策据え置きを織り込む市場とは相いれないものだが、この先も同様にジグザクの動きが見られるかもしれない。

  同LIBORは低下傾向にあるものの、下がるだけではなかった。24日は0.23375%と、2014年以来の低水準に設定され、1.6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の低下幅は1カ月で最大だった。しかし、翌日はより急激なペースで上昇。一方でLIBORの方向を占う3カ月物ユーロドル先物は99.75で安定していた。米金融政策は維持されるとの市場の確信を反映したものだった。

Volatile GSE cash flows are feeding through to funding rates

  レポ金利の最近の急低下については、BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ジョン・ヒル、ベンジャミン・ジェフリー両氏がファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)など米政府支援機関(GSE)が「現金を活用しようとする」行動に原因の一部があったとみる。

  ファニーメイなどのGSEは通常、毎月17日前後にローン返済を受けるが、その受け取り資金は利子を得るためにレポ市場に置く。その後、債券保有者への元利払い期限となる毎月24日前後には同資金を引き揚げる。

  両ストラテジストはこの期間に絡む要因が3カ月物LIBOR変動の謎を解く唯一の鍵ではないとしている。しかし、この期間のボラティリティーは向こう数カ月に戻ってくる可能性がある。返済猶予中の住宅ローンで債権回収業者(サービサー)に求められる回収金を限定する措置が4月に講じられたためで、これによってGSE絡みの資金の流れの規模が不透明になったためだ。

原題:Libor’s Erratic Behavior Down to Mortgage Flows: Liquidity Watch (抜粋)

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