コンテンツにスキップする

香港、ジャーナリストの査証拒否と地元メディア-報道の自由巡り懸念

  • アーロン・マクニコラス氏は就労ビザを半年待ったが、25日に拒否
  • 国安法や公平な報道が原因で標的になったもよう-HKFP編集長

新興メディアの香港フリープレス(HKFP)は、香港政府が新編集者の就労ビザ(査証)申請を認めなかったと発表した。香港国家安全維持法(国安法)施行後の報道の自由を巡る懸念が広がっている。

  2015年創設の英文メディア、HKFPの発表によると、アーロン・マクニコラス氏は約半年にわたり就労ビザを待っていたが、25日に拒否された。決定の理由は示されなかったという。ブルームバーグが接触した香港入境事務処の担当者はコメントを控えた。

  トム・グランディ編集長は発表文で、「国安法の環境下、そして公平かつ事実に基づく報道が原因で、われわれは標的になったようだ」と説明。「われわれは香港の報道機関であり、新しい編集者はアイルランド出身のジャーナリストだ。これは米中通商対立に伴う新たな報復措置とは異なる」とコメントした。

Hong Kong Media Tycoon Jimmy Lai Arrested in Latest Blow to Democracy Camp

香港紙・蘋果日報のオフィス前で規制線を張る警察(8月10日)

  香港では過去にも記者を巡りビザが認められなかったことがあり、18年には英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)編集者のビクター・マレット氏が更新を拒否され、今年に入ると米紙ニューヨーク・タイムズのクリス・バックリー記者の就労許可が更新されなかった。香港外国記者会(FCC)は今月、外国人記者に対するビザ発給が遅いとして懸念を表明する声明を出した。

  マクニコラス氏はHKFPに移る前はブルームバーグ・ニュースに在籍していた。ブルームバーグの担当者はコメントを控えた。

原題:Hong Kong Denies Visa to Journalist, Local Media Outlet Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE