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「花形ファンドマネジャーの時代は終わり」-フランクリンCEO

  • 資金呼び込む手っ取り早い方法だが、社を去れば混乱招く
  • 「いかなる種類の差別や人種差別も容認しない姿勢を示す必要」

資産運用会社フランクリン・テンプルトン・インベストメンツと親会社フランクリン・リソーシズの最高経営責任者(CEO)を兼務するジェニファー・ジョンソン氏は、花形ファンドマネジャーがいることは、顧客の資金を呼び込む手っ取り早い方法だが、社を去った場合に生じる混乱を考えれば、あえて任命するに値しないと語った。

  ジョンソン氏はブルームバーグ「フロントロウ」とのインタビューで、「スター級のマネジャーを任命すれば、やがて後継問題が生じるため、顧客は神経質になる」と発言した。

  フランクリン・リソーシズの会長を務め、新興国市場投資の第一人者として知られるマーク・モビアス氏はかつて、フランクリン・テンプルトンのファンド業務の代名詞的存在だった。同氏は2018年にフランクリンを去り、自らの会社をスタートさせた。

  ジョンソン氏は、全ての投資判断を1人の人間が行うことはめったになく、「大人数のチームに常に支えられているのが現実だ」と指摘。「バリュー(価値)を示す必要があろう。個人が全ての決定を行う場合に対し、チームの強みを理解したいと人々は考える」と述べた。

  フランクリン・テンプルトンは今年5月、ニューヨークのセントラルパークで飼い犬をつながずに散歩し、黒人男性が注意したところ、「アフリカ系米国人男性」が脅していると警察に通報した元ポートフォリオマネジャー、エイミー・クーパー氏を直ちに解雇した。

  ジョンソン氏はそれが正しい判断だったと確信しているとした上で、「会社のまさにトップにいる人間から一定の行動を取り、いかなる種類の差別や人種差別も容認しない姿勢を示す必要がある」と説明した。

ジェニファー・ジョンソン氏

原題:Star Fund Manager Era Is Over, Says Franklin CEO Johnson(抜粋)

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