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酒類提供飲食店への時短要請、23区は来月15日まで延長-東京都

更新日時
  • 新型コロナ感染者は新たに250人確認-2日連続の200人超
  • 感染状況、最高警戒レベル「感染拡大」を維持-モニタリング会議

東京都は27日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、都内の酒類を提供する飲食店とカラオケ店を対象にした午後10時までの営業時間短縮要請について、23区については9月15日まで延長することを決めた。23区以外は予定通り今月31日で終了する。

  小池百合子知事は27日午後の対策本部会議で、新規感染者は減少傾向にあるが高止まりしていると指摘した上で、「お盆休み以降の人流のデータを見極める必要もある」と述べた。時短要請の延長に協力した事業者については一律15万円の協力金を支給する方針を示した。都民に対しては、都外への旅行や遠くへの外出について引き続き、できるだけ控えるよう求めた。

  また、高齢者への感染拡大を防止するため、施設職員や利用者を対象とした検査を進めるため、「保健所、医療機関に過度の負担がかからない独自の仕組みを検討している」ことを明らかにした。

  時短要請の対象となっていたのは都内全域の店舗で、3日から営業時間を午前5時から午後10時までとしていた。協力した中小事業者には、1事業者当たり一律20万円を支給する。

新規感染者は250人

  都は27日、新たに250人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者数が200人を上回るのは2日連続。

  年代別では、20代が79人で最も多く、30代が50人、40代が37人だった。60代以上は32人確認された。治療中の重症者は31人で、前日と同人数だった。

  都内の新規感染者数は14、15日に2日連続で300人を超えた後、100ー200人台が続いた。20日は339人と5日ぶりに300人を上回ったが、21日から23日は200人台だった。24日は95人で、7月8日以来、47日ぶりに100人を下回った。25日は182人だったが、26日は236人で再び200人を超えた。

モニタリング会議、重症者の半数超が70代以上

  都は27日の対策本部会議と新規感染者数の発表に先立ち、専門家が新型コロナウイルスの感染状況や医療体制を分析・評価するモニタリング会議も開催。感染状況の警戒レベルについて、4段階のうち最も深刻な「感染が拡大していると思われる」の判断を維持するとともに、医療提供体制については、4段階のうち2番目に深刻な「体制強化が必要」との判断を据え置いた。

  東京都医師会の猪口正孝副会長はモニタリング会議で、26日時点の重症患者31人の年代別内訳は40代が2人、50代から60代が13人、70代以上が16人で、性別では男性が27人、女性が4人と報告。引き続き家庭内や職場、医療機関などでの感染防止策の徹底が必要だと述べた。

都内の新規感染者数の推移

出所:東京都

 

  今回の流行に関して、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は21日、全国的には7月下旬にピークに達したとみられるとの分析結果を示した。ただ東京都に関しては、今後もある程度の新規感染者数の報告が予測され、大きな流行が起これば増加に転じる可能性もあるとした。 

(東京都の対策本部会議の内容を追加し、更新しました)
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