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社債発行急増でクレジット市場に痛みも-モルガンSインベストメント

  • 米社債について慎重姿勢に転じた-クシュマ氏
  • 大々的な売りは予想せず、重大な方向転換というよりは調整を見込む

米企業による社債発行急増が、クレジット市場の相場上昇を頓挫させる可能性があると、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントが指摘した。企業はレバレッジを高めており社債には格下げリスクがある。

  グローバル債券担当最高投資責任者マイケル・クシュマ氏によると、同社は米社債について慎重姿勢に転じた。経済に関する良いニュースは全て織り込み済みだと説明した。

  ただ、大々的な売りは予想せず、投資適格債のスプレッドが0.25ポイント拡大すれば買う考えだという。ブルームバーグ・バークレイズ米国投資適格社債指数のスプレッドはここ1カ月、1.30ポイント前後で推移している。

  クシュマ氏は20日の電話インタビューで、「重大な方向転換というよりは調整を予想している。今から6カ月後のスプレッドは恐らく現在よりタイトだろう」とし、「本当に好調な経済の中でスプレッドは平均を下回るはずだ」と述べた。

  投資適格級の米社債発行高は8カ月弱で年間ベースの最高を突破したが、活発な状態が続いている。少なくとも9月までは活況が続くと同氏は予想。年末までこれが続くようなら「スプレッドは拡大するだろう」と述べた。モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの6月末時点での運用資産は6650億ドル(現行レートで約70兆8000億円)。

Ever Cheaper Funding

High-grade debt spread fell even as supply ramped up

Source: Bloomberg

Note: August 2020 levels are as of 8/24

原題:Morgan Stanley Investment Sees Pain for Credit on Glut of Supply(抜粋)

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