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債券は中期中心に上昇、2年入札順調で買い優勢-米中対立懸念も支え

更新日時

債券相場は中期債中心に上昇。この日行われた2年債入札が順調だったことを受けて買いが優勢だった。中国のミサイル発射など米中間の緊張の高まりでリスク回避姿勢が強まったことや、米長期金利が時間外取引で低下したことも支援材料になった。

  • 新発2年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.125%、新発5年債利回りは0.5bp低下のマイナス0.09%
  • 長期国債先物9月物の終値は2銭高の151円72銭。米長期金利が上昇後に横ばいまで戻した流れを引き継ぎ小高く始まり、一時151円86銭まで上昇。買い一巡後は急速に上げ幅を縮小
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 2年債入札は事前の調整によって買いやすい水準となり順調だった
  • 2年債など短いゾーンはこれを好感して買われた
  • 長いゾーンは中国のミサイル発射などリスクオフが支援材料になった

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 前場は中国のミサイル発射など米中間の緊張の高まりで先物が買い戻された
  • 10年債利回りが0.04%の支持線に近づいた後しっかり推移しているので、先物も買い戻されやすい
  • 午後に入り米長期金利の低下も止まり、リスクオフ一服で先物も上げ幅を縮小した

2年債入札

  • 最低落札価格は100円43銭と、市場予想中央値の100円42銭を上回る
  • 応札倍率は4.66倍と前回の4.56倍から上昇
  • 小さいほど好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3厘と2月以来の小ささ
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
    • 日米の金融緩和継続観測や、2年債利回りがこのところ上昇して値ごろ感が出ていたことも奏功し、入札は順調だった
    • 入札順調で10年周辺までの国債にとって好材料
  • 備考:日本債券:2年利付国債の過去の入札結果(表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.090%0.040%0.420%0.595%0.620%
前日比-1.0bp-0.5bp横ばい+0.5bp-0.5bp-0.5bp
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