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ドル・円は106円前半、米金利上昇のドル買いと実需円買いでもみ合い

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台前半でもみ合い。米金利の上昇を背景にしたドル買いと、輸出企業の円買いやリスクオンの一服を受けた円買い戻しなどが交錯した。

ハイライト
  • ドル・円は午後4時51分現在、前日比0.1%安の106円26銭。ここまでのレンジは106円25銭から106円56銭
  • ユーロ・ドルは0.1%安の1ユーロ=1.1822ドル。ユーロ・円は0.2%安の1ユーロ=125円66銭
ドル・円はもみ合い

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト

  • 新型コロナウイルスのワクチンや治療薬への期待などを背景とした株高のリスクオンは足元ではドル・円の上昇要因だが、きょうは一服している。ドル安基調は小休止しているが終わったわけではなく、円が一方的に売られる状況でもない
  • 米ジャクソンホールでのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容を見極めたいという向きが多く、小幅な値動きにつながっている

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 朝方は株高でドル・円も買いが先行したが、仲値では輸出企業などからのドル売りの方が多く、株価も伸び悩んだことで円が値を戻した。ここまでドルを買い進めてきた短期筋のドル売りが出やすい面もある
  • 新型コロナウイルスによる打撃からのV字回復は見込めず、米大統領選や安倍晋三首相の健康問題など不透明要因が多く、楽観的にどんどん円を売れる環境ではない
  • 市場は安倍首相の辞任は織り込んでおらず、政治の世界では何が起こるか分からないので、現実的なリスクとして注意が必要だ。日本銀行の黒田東彦総裁は続投するだろうから、当面の金融政策には影響しないだろう

背景

  • 日経平均株価は前日比5円安で取引を終了。朝方に0.2%高となる場面もあったが、午前の後半からは上値が重かった
  • 米10年物国債利回りは26日の時間外取引で一時0.71%台と前日の終値を3bp以上上回る場面も
  • 安倍首相、28日に記者会見を開く方向で調整-共同通信
  • 新型コロナ】米感染者の伸び鈍化-スペイン、感染拡大も全土の都市封鎖せず
    • 米カリフォルニア、フロリダ両州で新型コロナ感染状況改善の兆候
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