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ドイツ、雇用維持助成金を来年末まで延長-100億ユーロ拠出へ

更新日時
  • 「今は経済を安定させることが重要だ」-ショルツ財務相
  • 「正常からはほど遠く」、人員削減が続く公算大とIfoは警戒

ドイツは数百万人の労働者を失業から守った雇用対策の延長を決めた。100億ユーロ(約1兆2550億円)前後を追加拠出し、新型コロナウイルス危機からの景気回復を支える。

  25日遅くに終了した会合で、メルケル首相率いる連立政権は雇用維持助成金を2021年末まで延長することで合意した。当初は12カ月間の予定で導入された同助成金は、給与の大部分を実質的に肩代わりし、経済的打撃に見舞われている間も企業が雇用を継続できるようにする意図がある。

  ショルツ財務相は、助成金延長の財源は来年の連邦予算から拠出することを明らかにした。ドイツはこれまでに新型コロナの感染拡大で打撃を受けた経済を下支えするため、対策費用として1兆2000億ユーロを充当してきた。

AUSTRIA-POLITICS-FINANCE-DIPLOMACY

ショルツ財務相。8月25日

  同財務相は26日、公共放送ZDFとのインタビューで、「今は経済を安定させることが重要だ」とし、「迅速かつ包括的な行動を取ったからこそ、ドイツの危機対応は他国よりもはるかに成功した」と語った。

  ショルツ氏は「経済の現況についてある程度の前向きなデータが見られる」と指摘、「数週間前に懸念されたよりは状況は改善している」との見方を示した。

German business confidence increased in August

  一方でIfo経済研究所のクレメンス・フュースト所長は、景気は回復軌道にあるものの、状況は「正常からはほど遠い」と述べ、企業は引き続き人員を削減する可能性が高いと、警戒感を示した。

原題:Germany Earmarks $12 Billion More to Extend Crisis Job Support(抜粋)

  

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