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債券は下落、米長期金利上昇で売り優勢-2年債には値ごろ感の買い

更新日時

債券相場は下落。米国市場で長期金利が上昇したことを受けて売りが優勢だった。新発2年債はあすの2年債入札に向けた売りで利回りが一時8カ月ぶりの高水準を付けたが、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果や値ごろ感からの買いが入り、底堅く推移した。

  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.04%と17日以来の高水準
  • 新発2年債利回りは横ばいのマイナス0.115%、一時マイナス0.11%と昨年12月以来の高水準
  • 長期国債先物9月物の終値は18銭安の151円70銭。米長期金利上昇を受けて小安く始まり、その後は徐々に水準を切り下げ、一時151円67銭まで下げた
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 米長期金利上昇を素直に反映した形で先物が売られた
  • 27日の2年債入札は水準的には調整が進み参加できないわけではないが、短期金利の上昇でそこまで魅力もないため、事前にスタンスを決めづらい

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 20年債利回りは0.4%あたりで戻り売りの強さが意識された
  • 今週最大の注目は日銀が28日夕方に公表する長期国債買い入れの月間予定。公表はいつも月末だが、今月は1営業日前倒しされ日程が変則的なことから、レンジ変更の可能性も

日銀オペ

  • 対象は残存期間1ー3年、3ー5年、5ー10年
  • 前回の通知額はそれぞれ4200億円、3500億円、4200億円に据え置き
  • 野村証券の中島氏
    • 残存1-3年は応札倍率が2倍を下回るなど売り渋りが示された
    • 2年債利回りはマイナス0.10%が天井との見方から水準感で買い需要
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

  • 25日の米10年物国債利回りは前日比3bp高い0.68%程度で終了。この日の時間外取引では0.71%台まで上昇

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.115%-0.080%0.040%0.415%0.600%0.630%
前日比横ばい+1.0bp+1.0bp+1.0bp+1.5bp+2.0bp
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