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ウォール街弱気派も心変わり、シティがS&P500の年末予想引き上げ

  • シティのレフコビッチ氏、S&P500種の年末目標を3300に上方修正
  • S&P500種は24日も過去最高値を更新、1%高の3431.28で取引終了

ウォール街で最も弱気なストラテジストの1人も現実を受け入れた。シティグループのトビアス・レフコビッチ氏は24日、S&P500種株価指数の年末目標値を2900から3300に引き上げた。

  同氏は上方修正の理由として、米金融当局による「惜しみない」緩和、マイナスの実質金利、テクニカル面での上値抵抗線の突破を挙げた。これまで同氏の目標値はブルームバーグがまとめたストラテジスト調査では下から2番目に低かったが、今回の上方修正で中央値を若干上回る水準となった。

  同氏が米株指数の目標値を引き上げたのはここ2カ月で2回目。ただ、それでも現在のS&P500種の水準を下回っている。24日の米株市場でS&P500種は過去最高値を更新し、前営業日比1%高の3431.28で取引を終えた。ゴールドマン・サックス・グループとRBCキャピタル・マーケッツもここ数カ月でS&P500種の年末見通しを上方修正している。

Citigroup strategist boosts U.S. stocks target on Fed action

  レフコビッチ氏は同日付の顧客向けリポートで「われわれの上方修正に対しては、降伏したとの声や根気や一貫性に欠けるとの声も出るだろう」としたうえで、「しかし、われわれはテクニカルがファンダメンタルズを圧倒しているよう見える局面にいると思われる。そこで抗うのは頑固さを示すだけとなるかもしれない」と述べた。

  また、投資家が過度に楽観的であり、過去には相場の波乱要因だったであろう多くの問題を無視している点や、バリュエーションが魅力的ではなくなっている点については懸念していると説明。一方、企業業績は予想以上に堅調であり、公衆衛生危機を巡る進展は歓迎されるとの見方を示した。

  さらに「われわれは依然として市場が先走っているかもしれないと考えているが、米金融当局は米株の10%台の下落を防ぐために『何でもする』だろう」とし、「ここからS&P500が500下がるかと言えば、ノーだ」と記した。

原題:
Another Wall Street Bear Concedes as Citi Boosts S&P 500 Target(抜粋)

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