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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
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中国勢の国外資産、新型コロナで損失膨らむ-かつての積極投資が裏目

  • カナダのシルク・ドゥ・ソレイユは事業再生を申請
  • 英ピザエクスプレスは経営権を債権者側に譲る公算が大きい
Signage for HNA Group Co. is displayed atop a building in Haikou, China.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国勢による外国企業の買収熱は冷めているが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は買収の対象となった企業にも悪影響を与えている。

  海航集団(HNAグループ)や安邦保険集団など国外買収を積極的に仕掛けていた中国企業の一部は最近の危機前にすでに混乱に陥っていたが、新型コロナによる打撃はより健全な買い手企業にまで及ぶ。

  カナダのサーカス運営会社シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテインメント・グループは事業再生を申請。同社への投資を2015年に行った復星国際出資分を全て失う可能性がある。プライベートエクイティー(未公開株、PE)投資会社のホニー・キャピタル(弘毅投資)が保有する英ピザエクスプレスは今月、経営権を債権者側に譲渡する公算が大きいことを明らかにした。

  海航が15年に買収した空港サービス事業のスイスポート・インターナショナルも投資家と救済策について交渉しており、海航は手を引く可能性があるとブルームバーグ・ニュースは先に報じている。

  

China Closes its Wallet

Outbound M&A from the country has steadily fallen since 2016

Source: Bloomberg

  バークレイズのアジア太平洋担当M&A(企業の合併・買収)・金融スポンサー責任者ラース・アーガード氏(香港在勤)は電話インタビューで、「中国勢が持つ最近おかしくなった国外資産の一部は、18年以前の借入金での買収ブーム時に取得したものだ」と指摘。運輸や観光、ホスピタリティーなどのセクターの企業はオーナーが中国勢であろうとなかろうと、極めて大きな課題に確実に見舞われていると述べた。

原題:Losses from China’s Overseas Takeover Binge Are Piling Up Fast(抜粋)

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