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テスラのS&P500種指数採用、利益の質が左右-データトレック

  • 利益は排出権売却によるところが大きく、指数委員会は困惑
  • ここ数四半期は排出権の売却除くとGAAPで黒字でなかった可能性
Tesla Inc. Gets A Sales Bump In Russia
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
Tesla Inc. Gets A Sales Bump In Russia
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

米電気自動車(EV)メーカー、テスラは4四半期で黒字を計上した。それがS&P500種株価指数の構成銘柄への採用には十分だとの見方に対し、データトレック・リサーチは必ずしもそうではないと指摘する。

  テスラが4-6月(第2四半期)決算で1億400万ドル(約110億円)の利益を発表して以降、同社の信棒者の間ではS&P500種に採用されるとの期待が高まっている。ただ、この結果は採用基準を満たすとみられるものの、利益の内容を見ればS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズの指数委員会はちゅうちょする可能性があるとデータトレックは分析する。

  テスラはここ数四半期、自動車メーカーに温室効果ガスの排出権を売却した分を除くとGAAP(一般会計原則)ベースで黒字を計上しなかった可能性がある。データトレックの共同創業者ニコラス・コラス氏によると、1-6月(上期)には排出権売却で7億8200万ドルの収入を計上した。これに対し、GAAPベースの純利益は2億2000万ドルだ。

  コラス氏は「指数採用を管理するS&P委員会は本当に困っている。規則の文面上ではテスラは採用要件を満たすが、これは単に規制上の鞘(さや)取りによるものだ。自動車の設計や製造、販売から得られる基本的な収益性ではない」と指摘した。

  S&Pダウ・ジョーンズの広報担当レイ・マッコンビル氏はコメントを控えた。同社は過去に、S&P500種は事前に決められたスケジュールで変更されることはなく、要件を満たす企業が自動的に採用されることもないと説明している。

Tesla shares have risen more than 380% this year

Giving Credit

Tesla's sales of emissions credits to other automakers surge

Source: Tesla statement

原題:Tesla’s S&P 500 Inclusion Hinges on Earnings Quality: DataTrek(抜粋)

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