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値上がりが大型株に偏るS&P500、近く調整のリスクも-モルガンS

  • 成長懸念の後に金利を巡る懸念が続き、米株の調整が起きる可能性
  • 米株式市場は金利上昇などのショックに対して脆弱になっている

S&P500種株価指数の記録的な上昇を支えている構成銘柄の数があまりにも少ないため、米株式市場は金利上昇などのショックに対して脆弱(ぜいじゃく)になっていると、モルガン・スタンレーの米国株チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏が指摘した。

  S&P500は先週0.7%上昇し、過去最高値を更新したが、均等加重ベースの同指数は1.5%下落。アップルのような大型株とは異なり、平均的な構成銘柄が値上がりに寄与していなかったことが示された。

S&P 500 has reclaimed record high but average stock is still down for 2020

  こうした市場の偏りは特に珍しくはないが、株高にとってはリスクになるとウィルソン氏は指摘。また、株高は過去最低近辺で推移する債券利回りに支えられてきた一面もあると同氏は分析。その上で、学校再開を巡る混乱に加え経済指標が期待外れとなった場合、議会は予想よりも大規模な経済対策の導入を余儀なくされる可能性があり、それが債券利回り上昇につながりかねないと同氏は警告した。

  ウィルソン氏は顧客向けリポートで、今後数週間から数カ月は成長を巡る懸念の後に金利を巡る懸念が続き、最終的には米主要株価指数の調整が起きる可能性があると予想。それが「近く始まる可能性もある」と指摘した。

原題:
Top-Heavy S&P 500 Looks Primed for Correction to Morgan Stanley(抜粋)

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